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オフショア開発 費用相場

オフショア開発の費用相場は?国別のコストを比較!


オフショア開発の費用相場は国によって異なります。

そこでこの記事ではオフショア開発費用の計算方法や国別の費用相場、国により費用相場が異なる理由について解説しています。

事前に相場を掴んでおくことでコストを圧縮することが可能です。
オフショア開発では重要な項目ですからきちんと押さえておきましょう。

オフショア開発費用の計算方法

オフショア開発費用の計算方法は「システムエンジニアの単価(人件費)× 開発工数」とするのが普通です。
複雑なシステムでは開発工数を減らすのは困難でしょう。

そうなると必然的にシステムエンジニアの単価(人件費)を下げることになります。
国別の費用相場の違いはコストにそのまま反映されます。ですからシビアに見ていく必要があります。

オフショア開発の費用相場とは?

それでは具体的にオフショア開発の費用相場について見ていきましょう。
ここで取り上げるベトナム、ミャンマー、中国、インド、バングラデシュは、いずれもオフショア開発ではお馴染みの国々となっています。

もちろんITエンジニアの能力の違いによって費用には差が出ます。それでは国別の簡単な概要を見てから費用相場について解説しましょう。

ベトナム


■ベトナム社会主義共和国の概要

公用語: ベトナム語
首 都:  ハノイ
最大の都市:  ホーチミン市
面 積: 331,212km2(64位)
人 口:  9,758万2,700人(14位)
経済成長率: 2.91%
物価上昇率: 3.23%
フライト時間: 6時間(東京発)
時 差: 2時間

ベトナム人のでオフショア開発をする際の月単価目安は下記の通りです。
・プログラマー:36.58万円
・シニアエンジニア:42.93万円
・ブリッジSE:48.64万円
・プロダクトマネージャー:62.61万円


ミャンマー


■ミャンマー連邦共和国の概要

公用語 : ビルマ語
首 都 : ネピドー
最大の都市 : ヤンゴン
面 積 : 676,578km2
人 口: 5,441万人
経済成長率: 5.7%
物価上昇率: 6.2%
フライト時間 : 15時間30分(東京発)
時 差 : 2時間30分


ミャンマーの人月単価は次の通りです。
・プログラマー:26.75万円
・シニアエンジニア:37.87万円
・ブリッジSE:48.75万円
・プロダクトマネージャー:76.12万円


中国


■中華人民共和国の概要

公用語 : 中国語
首 都: 北京市
最大の都市: 上海市
面 積: 9,479,198km2
人 口: 14億1,177万8,724人
経済成長率: 2.3%
物価上昇率: 2.5%
フライト時間: 3時間10分(東京発)
時 差: 1時間


中国の人月単価は下記の通りです。
・プログラマー:41.60万円
・シニアエンジニア:51.54万円
・ブリッジSE:73.52万円
・プロダクトマネージャー:90.42万円


インド


■インド共和国の概要

公用語 :ヒンディー語(連邦公用語)、英語(連邦準公用語)、その他複数の各州公用語 
首 都 : デリー連邦直轄地(ニューデリー)
最大の都市: ムンバイ
面 積: 3,287,263km2
人 口: 13億8,000万4,000人
経済成長率: 4.2%
物価上昇率: 7.6%
フライト時間: 9時間30分(東京発)
時 差: 3時間30分


インドの人月単価は次の通りです。
・プログラマー:37.58万円
・シニアエンジニア:47.52万円
・ブリッジSE:49.52万円
・プロダクトマネージャー:82.54万円



バングラデシュ


■バングラデシュ人民共和国の概要
公用語: ベンガル語
首 都: ダッカ
最大の都市: ダッカ
面 積: 147,000km2
人 口: 1億6,468万9,000人
経済成長率: 2.4%
物価上昇率: 5.6%
フライト時間: 13時間10分(東京発)
時 差: 3時間


バングラデシュの人月単価は下記の通りです。
・プログラマー:23.69万円
・シニアエンジニア:28.31万円
・ブリッジSE:58.94万円
・プロダクトマネージャー:64.56万円
(参考:https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/bangladesh/price.php


オフショア開発で国別の費用相場が異なる理由

オフショア開発で国別の費用相場が異なる理由は2つほど考えられます。

1つは人件費の違い、そしてもう1つはその国の経済規模です。
それぞれ解説していきます。

理由1:人件費

国により人件費は変わります。
オフショア開発の黎明期には人件費が安く抑えられた中国は、今や経済成長により人件費が高騰しています。
そこでより人件費の安い東南アジアが注目されているわけです。

ミャンマーやバングラデシュは特に人件費が安く目を惹かれますが、ミャンマーは現在政情が安定しているとはいい難いので考慮した方がいいでしょう。

理由2:経済規模

その国の経済規模が小さければ単純に回るお金も多くないので費用相場が下がることになります。
これは人件費にもダイレクトにつながる要素です。
そのため、物価の安い国では費用相場も当然安くなっています。

まとめ

この記事では、オフショア開発の費用相場についてと国別のコストを比較してきました。

中国はもはや日本国内で発注を出すのと大差はなくなっています。これからは東南アジアがメインとなるでしょう。
どの国に発注をかけるにしても必ず複数の企業から見積もりを取ることをおすすめします。
費用対効果を見極めてより質の高い成果物を得てください。


2021-12-14 15:58